文志郎ものがたり story

道南文志郎物語

道南地方に平塚文四郎・文五郎という双子の男の子がおりました。
後に文四郎は養子に行き後藤文四郎となり、やがて当社の創業に至る「納豆」の小さな芽を吹くきっかけをつくったとな。
文四郎青年は大正九年から室蘭郡札幌通り字糸付で豆腐を、
昭和に入り室蘭市輪西町で納豆も造りおった。
「文四郎の納豆は糸をよくひくねぇ」と大評判!
その大評判の納豆を携え朝鮮半島へ渡ったのち、再び経験を生かし道南の地へと帰郷。
昭和二十五年には室蘭市寿町で「納豆製造業」としてより良い納豆を造るべく日夜励みましたとさ。

【 平塚文四郎 】 納豆心得 納豆造り 四ヶ条

心身を清め、納豆の事だけに集中して造れ

納豆製造業の要。文四郎が残したもの。それは「納豆心得」なる四つの教えでした。
ただ単に商品として納豆を造るのではなく、納豆に対する心からの思いを持つ四つの教えの前提となるのは
「心身を清め、納豆の事だけに集中して造れ」という心構えであります。
そして、この教えは現在の「納豆考」地・水・温・眠へと受け継がれているのです。

納豆心得

一、 大豆は生で囓り、 えぐくないものを使え えぐみが無い 大豆を求め、 日々研鑽せよ 二、 豆は冷たい水に漬けろ 清らかな 水の持つ活力を 豆に注ぎ込め 三、 納豆菌は新鮮なものを用い、 良い納豆を造ってくれるよう 菌にお願いしろ 菌無くして 納豆は出来ず。 菌に思いを託せ 四、 室は清潔にし、納豆菌が 心地良く醗酵できるよう 心掛けよ 室は菌が活発に 繁殖する「場」である 事を忘れるな